ホームページの広大な景色に惹かれて申し込みを決めた保育園留学、実際は写真以上に素晴らしい場所でした。
入園初日は園の枝豆収穫の日でした。子供はお揃いのつなぎを...
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ホームページの広大な景色に惹かれて申し込みを決めた保育園留学、実際は写真以上に素晴らしい場所でした。
入園初日は園の枝豆収穫の日でした。子供はお揃いのつなぎを借り、早速お友達と一緒にバスで畑へ。畑へでの収穫体験は、東京では遠足などで事前に申し込んで企画しない限り実現しないものですが、はぜるでは、園庭の畑のほかに、別の畑があるとのことでした。その日は、そのまま農協へ出荷できてしまうのではないかというほどの立派な枝豆を掲げた子供の写真が送られてきました。変な言葉ではありますが、「自然が豪華!」と初日から圧倒された親子でした。
普段は園庭のない保育園に通っている子供を、思う存分走らせてやりたいという思いはすぐに叶いました。外も広大ですが、保育園の中の廊下も長くて広いこと!そのまま並んでかけっこの練習をしている写真を見たときには、「この廊下だけで都内の保育園の3クラス分かな・・」などとつい換算しはじめてしまいました。大きな遊具は、下が草なので、都会よりも大胆に挑戦できました。お友達にやり方を教えてもらい、子供もずいぶん体を動かせるようになりました。
メイクイーンの皮むきや地元のお祭りへの参加など、季節の経験もさせてくださいました。子供は一週間ですっかり園と先生とお友達が大好きになってしまい、最後帰る時は大泣きでした。帰りたくないと言い続けるのを「また来年も来よう!」と声をかけて、なんとか納得させて帰ってきましたので、是非とも来年も申し込まねばなりません(笑)。
新型コロナの登園自粛期間中に痛感しましたが、未就学児の親は、いくらリモートワークが可能でも、子供が一緒に家にいる場合仕事をすることはほぼ不可能です。「ワーケーション」という言葉も、自分たちは適用外だなと横目に眺めていただけでしたが、「保育園留学」という素晴らしい事業を企画していただいたことにより、ワーケーションのみならず、子供にも一生ものの体験をさせてあげられることができ、本当に最高でした。ありがとうございました。
保育士先生へのメッセージ
はぜるではもう何人もの保育園留学生を受け入れていて、子供たちもとてもフレンドリーに接してくれました。初日だけ園の中に一緒に入ると、「保育園留学?」と聞いてくれて、そうだと答えると、早速子供の手をつないで一緒に歩いてくれたり、私たち大人ともすぐに遊んでくれたりと、柔軟に対応してくれます。
最終日は、先生方にはぜるをご案内いただきました。町内の3つの保育園が合併してできたこと、それまでは築50年の隙間風が寒い環境だったこと(なので今の建物が未だに夢のようとおっしゃっていました)、たった一つの保育園になるときに、設計から保育士さんが一緒に入り、細かい点までを検討を重ねて今の素晴らしい建物になったこと、里帰り出産時に上の子を受け入れられなかったり、発達が心配でも認定が受けられないと療育施設が利用できない狭間くらいの子の対応先がなかったりする難問を解決するために今の形の認定こども園になり、そのおかげで私たちも受け入れてもらえるようになったこと、例えば周りの草むらの環境整備や野菜育成の指導など、地域の方の協力や指導があること、など、いろいろと思いを伺いました。この保育園を素晴らしいものにしているのは、多くの方々の思いなのだなあと実感しました。
保育園の先生方。このような受け入れを決めてくださり、本当にありがとうございます。毎週新しい留学生が来るという煩雑な手間を厭わず朗らかに接してくださり、頭が下がります。安心して預けることができました。
厚沢部町の皆さんへのメッセージ
後で、アスパラの収穫体験をアテンドしてくださったお母さんに伺ったのですが、厚沢部の方々はとてもフレンドリーなのだそうです。それは私も、一週間という短い期間ながら町の皆さんと接したときに感じました。先生たちや、地元のお父さんお母さんも優しくご挨拶くださり、その温かさが子供たちにも伝わって、みんな優しいのかなあと思いました。
アクティビティでアスパラ収穫をお願いした日、厚沢部町から車で20分の江差町は海が素敵なので、せっかくなのでその前に鴎島のカニ釣りを体験させようと、一日だけずいぶん早めにお迎えに行きました。カニ釣りもアスパラ収穫も大変楽しんでいて、親子共々いい経験になったのですが、それはそれとして夜「(もっと保育園にいたいから)早お迎え来ないで」と言われました(笑)。
また、ちょっと暮らし住宅では、タイミングが合い、そこに来ていた3家族で花火をすることができました。みんな未就学児の親であること、子供同士の年齢が近いこと、保育園留学という同じものに惹かれて北海道にやってきたこと、など共通点が多く、親子共々楽しい時間が過ごせました。そして何より、北海道の方たちはどうも多くの季節で花火をやられるということで、9月にさしかかったコンビニでも花火の種類が豊富に売られていたことに驚きました。
- 人数
- 3人(おとな2人、こども1人)
- 年齢
- 期間
- 1週間(2022/9/11から)
- 場所
- 北海道厚沢部町 認定こども園はぜる
- 宿泊
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